心的外傷後ストレス障害といった病気は、ご存じの方も多いと思います。別名をPTSDと言います。心的外傷後ストレス障害は、もう死ぬかもしれないと思うような衝撃的な出来事の後に現れる一か月以上持続する精神的な症状です。衝撃的な出来事とは、戦争、災害、虐待、事故、テロ、犯罪のような普段の日常では経験しないような過酷な状況であることが多いものです。こういった状況に遭ってしまうと、精神状態はパニックを起こし、脳の一部を一時的に麻痺させて、無理やり適応させようとします。一時的に記憶がなくなったり、感覚や感情が麻痺したり、心神喪失したりと、色々な症状を引き起こします。実際に本人が経験しなかったとしても、至近距離でみていただけでも、PTSDを患うこともあります。心的外傷後ストレス障害になって、最もよくみられる症状としては悪夢です。体験した衝撃的なできごとを繰り返して夢でみてしまうはずです。フラッシュバックが起こることもあります。なので、早く忘れたいがために、思い出すきっかけになることを過度に避けるという行動が見られることも少なくないでしょう。また、恐怖や無気力感が長期にわたって続いたりします。精神的に不安定になったり、睡眠障害におちいったりする可能性があります。心的外傷後ストレス障害(PTSD)を治療する為には、精神科を診察を受けるのが普通です。抗うつ剤(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を用いた薬物療法や行動療法で治療する事が多く、行動療法は症状に合わせて行われます